常設作品

Kazuyo Sejima/妹島和世

妹島和世《あしあと》2024/撮影:浅野 豪

あしあと

妹島和世

2024

《あしあと》(2024)は、「動物のような、生き物のような椅子をつくり、人間と一緒になってその場を楽しんでいるような空間をつくりたい」と語る妹島のデザインをもとに、地元企業が県産材を使用し、制作した。歩く動物を思わせる脚が特徴的であり、アニマル柄のような座面のデザインは、雨水を排水するドレーン機能があり、装飾性と機能性を兼ね備える。
江戸時代からの街道のしっとりとした佇まいと、各戸にオリジナルののれんがゆれる勝山の町並み。その軒先に置かれた椅子たちは、訪問者を新しい風景へと誘う。

本作品は、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2024にて制作され、常設展示されている。

アーティスト

森の芸術祭 晴れの国・岡山

© SANAA

妹島和世
Kazuyo Sejima

1956年、茨城県生まれ。
建築家。1981年日本女子大学大学院修了。1987年妹島和世建築設計事務所設立後、1995年西沢立衛と共にSANAAを設立。2010年第12回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。父親が真庭市旧勝山出身であり、幼い頃より同地に馴染んできた。市の観光大使でもある。環境と建築の調和的連続性をテーマに、金沢21世紀美術館をはじめ、自然社会環境を独自の視点で解釈、反映した建築設計を国際的に展開する。家具デザインも手掛ける。

作品展示会場

撮影:浅野豪

撮影:浅野 豪

真庭市
かつやままちなみほぞんちく ほか
勝山町並み保存地区 ほか

出雲街道の宿場町として栄え、白壁の土蔵、格子窓の商家、古い町並みが残っている。各家々には個性豊かな「のれん」が掛かり、町並みを美しく彩る。

所在地
真庭市勝山
開館時間
駐車場
勝山文化センター駐車場ほか
休館日

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2027年秋開催予定