アーティスト・
展示会場

ジュリアン・シャリエール

Julian Charrière

森の芸術祭 晴れの国・岡山

Installation view, Breathe, Museum of Old and New Art (MONA), Tasmania, Australia, 2026 © Mona, 2026 Photo by Mona/Jesse Hunniford

1987年、スイス生まれ。ベルリン(ドイツ)を拠点に活動。

フランス系スイス人アーティストのジュリアン・シャリエールは自然の地形と想像上の風景を題材に、文化史や、悠久の時間軸で地球という惑星を形成してきた地質学的な力、そしてそれに対する人類の思考を探究する作品を制作している。
シャリエールの制作は、映像、彫刻、写真、インスタレーションと多岐にわたり、融解する氷河や核実験場、深海の生態系、鉱山など、隔絶した土地でありながら人為的な推論が強く介入している場所のフィールドワークを基盤としている。科学的な観察眼とスペキュラティブ・ポエティクス(思索的詩学)を取り入れた方法論を用いてシャリエールが構築する没入的な空間は、驚異と不穏に満ちあふれ、「探検」という行為につきまとう植民地主義的かつ資源収奪主義的なレガシーを脱構築するための遭遇の舞台として機能する。このレガシーは、現在も、「見ること」にまつわるテクノロジーを支配しているのだ。
シャリエールの作品は世界各国で発表されている。MONAミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニュー・アート(オーストラリア、タスマニア)、コッレール博物館(イタリア)、ヴォルフスブルク美術館(ドイツ)、ティンゲリー美術館(スイス)、アルケン近代美術館(デンマーク)、パレ・ド・トーキョー(フランス)、サンフランシスコ近代美術館(アメリカ)、ランゲン美術館(ドイツ)、ボローニャ近代美術館(イタリア)、アールガウ美術館(スイス)などで個展を開催。この他、ポンピドゥーセンター(フランス)、バイエラー財団(スイス)、森美術館(日本)などでも展示を行い、ヴェネツィア・ビエンナーレにも複数回参加している。2024年にはロサンゼルス現代美術館主催の「エリック・アンド・ウェンディ・シュミット環境芸術賞」の初代受賞者となった。

森の芸術祭 晴れの国・岡山

Julian Charrière, Towards No Earthly Pole, 2019 © The Artist / VG Bild-Kunst, Bonn, 2026