
1993年、ニューヨーク生まれ。マニラ(フィリピン)を拠点に活動。
イザベル・シカットはフィリピン人アーティスト、ダンサー、映像作家。ファッションデザインから実験的テキスタイル、映像、インスタレーションまで、多分野を流動的に横断しながら「日常の中の冒険のためのユニフォーム」を提案するファッションスタジオ「TOQA」のデザイナーを務めている。
TOQAは、アーティストやメーカー、地域コミュニティとのコラボレーションを 通じて、私たちの居場所となりうる場所にまつわる物語を紡ぎ出し、衣服を身にまとった身体、共通の儀式、再生素材の使用を通じて、集合知を保持する環境の構築に取り組んでいる。
シカットはブラウン大学とロードアイランド・スクール・オブ・デザインの二重学位プログラムを卒業。「Forbes Asia 30 Under 30(フォーブス・アジア30アンダー30)」に選出。スポーツとリゾートをテーマとしたシカットの方法論は、没入的なストーリーテリングと、未使用素材と再生素材の併用を中心に据えている。植民地時代に作られた歴史的な庭園を会場とした参加型のランウェイパフォーマンスの開催や、国際大会に参加するナショナルチームのためのユニフォームの開発などにも取り組み、WWFフィリピンやエルニド・リゾーツなどの組織とのコラボレーションも行っている。シカットの作品は、ハワイ・トリエンナーレやマニラ・ビエンナーレなどの国際展や、ベラス・アルテス・アウトポストなどの美術館で展示され、『Vogue』『The Face』『Glamcult』『ArtReview Asia』『Monocle』などのメディアにも掲載されている。
最近の活動としては、2025年のタイランド・ビエンナーレのために制作された作品「Like the Sun, I Love the Sky」(映像、ファッションコレクション、ユニフォーム製作を含む、Batik Ying(バティック・イン)や職人工房P’Elle’sとのコラボレーションのプロジェクト)や、サンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞したラファエル・マヌエル監督の映画『フィリピニャーナ』への出演などがある。