【終了しました】 野外演劇ツアー 家を渉(わた)る劇「バイオマス・マクベス」等を実施します
2024. 11. 11
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」のアートイベントとして、シェイクスピアの名作「マクベス」を、木材を巡るエコロジーの観点から再解釈したツアー型の野外演劇 家を渉る劇「バイオマス・マクベス」の上演及びトークイベントを実施しますので、お知らせします。
1 演劇
(1)日程
令和6年11月17日(日) 午前の回 11:00 開演
午後の回 15:30 開演
(2)上演時間
約100分(会場までのバス移動を除く)
(3)内容
「マクベス」は、将軍マクベスが魔女の予言にそそのかされ王を殺し、暴君に成り果てる物語です。ついには「バーナムの森が動かない限りマクベスは安泰である」という魔女の予言にも裏切られ、森を従えた復讐者マクダフに討たれます。今回の「バイオマス・マクベス」は、物語を木材を巡るエコロジーの観点から再解釈したツアー型の野外演劇です。観客は専用バスで森、木材集積場、バイオマス発電所を巡りながら、鑑賞いただきます。
演 劇:ゲッコーパレード
企画名:家を渉る劇
主 催:「森の芸術祭 晴れの国・岡山」実行委員会
※詳細情報はゲッコーパレードホームページをご参照ください。(こちらから)
(4)定員
各回120名
(5)会場
真庭バイオマス発電所(真庭市目木1-1)ほか ※途中、会場間の移動あり
(6)集合 ※会場へのアクセスは専用バスのみ
①JR津山駅発専用バス
集合時間:午前の回10:10集合/午後の回14:40集合
集合場所:JR津山駅 森の芸術祭インフォメーションセンター前
②真庭市役所発専用バス
集合時間:午前の回10:30集合/午後の回15:00集合
集合場所:真庭市役所
(7)参加費・予約
参加費:4,000円(バス代含む)
予約:Peatix Webサイトでチケットを購入(10/17 9:30販売開始)(こちらから)
電話でも予約可能です。(11/16まで)
受付時間 毎日9時から17時30分(080-1895-4575 又は 086-226-7843)
(8)注意事項
・定刻に集合場所にお越しいただけない場合、全員の到着を待たず専用バスは出発します。
・歩きやすい靴(雨の場合は会場がぬかるみます)、体温調整しやすい服(屋外90分観劇します)でお越しください。
・安全のため、一部会場ではヘルメットをかぶっていただきます。
・荒天の場合は中止となります。中止の場合、森の芸術祭Webサイト及びPeatixから告知します
・公演当日は記録のための撮影が入ります。あらかじめご了承ください。
・荒天等主催者の責によらない理由でイベントが中止・中断になった場合、参加費の返金は致しかねます。
(9)オンライン映像
野外演劇ツアーの開催に先立ち、森の芸術祭Webサイト内にて、森とバイオマス発電に関連する映像を「バイオマス・マクベス」第0部としてオンラインで無料公開しまております。(こちらから)
練習風景動画はこちらから
公開日:令和6年10月末
2 トークイベント
(1)日程
令和6年11月17日(日)19:00~20:30
(2)場所
西蔵(真庭市勝山116)
(3)内容
真庭の森がもつ自然の物語と、バイオマス発電という人間の物語を、シェイクスピア戯曲で繋いだ本作品の企画に携わっていただいた菊地暁氏を招き、企画の中で考えたことをお話いただきます。
(4)ゲスト
ゲッコーパレード
菊地暁(京都大学人文科学研究所 助教、本公演学術協力者)
(5)入場料
無料
3 その他
「バイオマス・マクベス」上演と関連して、長谷川祐子アートディレクター等によるディレクタートークを開催する予定です(時期は未定)。
【参考】
ゲッコーパレード/GECKO PARADE
2015年旗揚げ。主な表現は演劇。埼玉県蕨市の木造一軒家「旧加藤家住宅」を本拠地とする。集団の形としてパレードを自認しており、その由来は「目的ではなく人の集まりこそがパレードのように活動や表現を形成していく」という信条から。会場の建築空間を存分に活かした演出と、古典戯曲の現代人の感覚に迫る作風が特徴。その後も非劇場空間で創作と発表を行う活動を継続的に展開し、国内外各地に招聘され発表を行う。2021年には多様なジャンルを専門とするメンバーが加入。コレクティブとしての特色を強める中、演劇と表現の可能性の模索を続けている。
過去作品に、早稲田大学演劇博物館開館90周年記念 現代日本演劇のダイナミズム 記念イベントとして『リンドバークたちの飛行』を同博物館にて上演(2018)。The Japan Foundation, Bangkok Slure Projectにて同作品をタイのアーティストとリメイクした『Lindbergh’s Flight』を発表(2020)。山形ビエンナーレには2020年、2022年と招聘され、それぞれコロナ禍での映像作品である演劇映像『ファウスト』と、展覧会「現代山形考 藻が湖伝説」会場での演劇上演『ファウスト』を発表。CoRich 舞台芸術まつり! 2023 にて、出演の崎田ゆかりが演技賞を受賞した劇場Ⅱ『少女仮面』などがある。
家を渉る劇
文化財として保存され、その姿を伝え続ける建築。そこに一編の戯曲が、物語と俳優、観客を連れて訪れる。そこに演劇や人々の行為が持ち込まれたつかの間、その建築はまた違う己を発見するのではないか…。戯曲と共に各地を訪問し、出会いと変貌を観察する移動型の連続プロジェクト。2017年より黒田瑞仁(演出家)、本橋仁(建築史家)、渡辺瑞帆(セノグラファー)で活動を始めた演劇プロジェクト。今回はその派生として、普段、一般には人が立ち入ることのないバイオマス発電所を舞台に活動を行う。