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ビアンカ・ボンディ

Bianca Bondi/ビアンカ・ボンディ

Bianca Bondi, Scrying in Astral Ponds, 2022
Photo: Jean-Christophe Lett
© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 E5697

1986年、ヨハネスブルグ(南アフリカ)生まれ。パリ在住。
領域横断的な活動を実践するアーティストで、主に塩水を使った化学反応により、ありふれた物体を活性化あるいは崇高化する。ボンディが作品の素材とする物体は、予想される変化や、その物体が本来備えている固有性や象徴性などを基準として選定されている。視覚を超えた体験を創出し、相互の連関、はかなさ、生と死のサイクルといった概念に焦点を当てながら、「物質の生命」に目を向けさせようとするのがボンディの試みである。生態学やオカルト科学に情熱的ともいえる関心を寄せ、そのふたつを融合させることで多分野横断的で可変的な作品を生み出す。ボンディの作品では物体の「アウラ」が重要な役割を果たしている。置かれる場所と作品とが強い結びつきを示す、サイトスペシフィックで詩的な作品も多く手掛けている。

Bianca Bondi/ビアンカ・ボンディ

Photo: Laurent Lecat共催 イタリア文化会館-大阪

2024.9.2811.24
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