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ウメッシュ・P・K

Umesh P K/ウメッシュ・P・K

ウメッシュ・P・K《点を中心に回転しながら深みへ》2024
森の芸術祭 岡山
撮影:顧 剣亨 写真提供:JR西日本

バローダ(ヴァドーダラー)在住のインド人アーティスト。
人間の周囲にある自然界をインスピレーションに、すでに失われてしまった人間と自然とをつなぐ回廊をテーマとした作品を制作している。その芸術活動を支えているのは、神話や表象の歴史、精神世界などに対する関心である。ウメッシュの作品に登場する緑豊かな風景は、インド最南部、豊かな生態系を誇る西ガーツ山脈とアラビア海沿岸部に挟まれた細長いケララ州で育った幼少期の体験がベースになっている。ウメッシュ自身の言葉によると、創作活動は瞑想的なものであり、絵画史上の様々なムーブメントや各地の絵画の伝統を参照しながら、絵画をその基礎的な構成要素──色の相互作用、線や形の遊び、二次元の平面にもたらされる空間感覚など──から理解しようとする試みなのだという。
ボース・クリシュナマチャリのキュレーションによる「Lokame Tharavadu」(世界はひとつの家族/コチ=ムジリス・ビエンナーレ財団の主催により2021年にアラップーザで開催)など、様々な展覧会やアート・フェスティバルに参加している。

Umesh P K/ウメッシュ・P・K

2024.9.2811.24
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