G
10-a

エルネスト・ネト

Ernesto Neto/エルネスト・ネト

Ernesto Neto, chantdance, 2023
Material: crochet with recycled thread (PET), bamboo, wooden pieces, ceramic pots, plants, water, wooden
hoops, spices (clove, turmeric, ginger powder), brass drums, lamps, ceramic lamp covers
Dimensions: 4.45 × 19.71 × 19.71 m

Photo: Wanchai Phutthawarin
Courtesy of Thailand Biennale Chiang Rai 2023'; Fortes DʼAloia & Gabriel, São paulo Paulo and Rio de Janeiro;
Tanya Bonakdar Gallery, New York and Los Angeles

1964年リオ・デ・ジャネイロ生まれ。現在もリオ・デ・ジャネイロ在住。ネトの作品は、物質や力、存在など、様々なものの間にある関係性を主なテーマとしている。重力とバランスがこの関係性をとりもつ媒介的要素となり、彫刻のボキャブラリーを揺り動かし拡張する。ネトは、ネオコンクリート運動やミニマリズム、アルテ・ポーヴェラなどの前衛運動の歴史を参照しつつ、身体を根源的な政治問題として捉え、詩的な作品へと昇華させている。そのため、ネトの彫刻作品は生命体を彷彿とさせると同時に、鑑賞者の身体の中の様々な感覚を発動させる。近年では、綿や木、葉などの自然界の素材に目を向け、瞑想的な状態へと鑑賞者を誘い、文化的な身体と生命の精神の再接続へと導く。ネトの作品の中では、私たちの身体と自己は常に変容し続ける。
近年の主な個展としては、MAAT(ポルトガル、リスボン、2024年)、フランシスコ・ブレナンド陶芸工房(ブラジル、レシフェ、2023年)サンパウロ州立美術館(ブラジル、サンパウロ、2019年)、ラテンアメリカ美術館(アルゼンチン、ブエノスアイレス、2019年)、チューリヒ中央駅「GaiaMotherTree」(バイエラー財団企画、スイス、チューリヒ、2018年)などがある。 タイランド・ビエンナーレ・チェンライ(2023年)、ヴェネツィア・ビエンナーレ(2017年、2001年)、リヨン・ビエンナーレ(2017年)、シャルジャ・ビエンナーレ(2013年)、イスタンブール・ビエンナーレ(2011年)、サンパウロ・ビエンナーレ(2010年、1998年)など、数多くのグループ展や国際展にも参加。
その作品は、ポンピドゥー・センター(パリ)、イニョチン(ブラジル、ブルマジーニョ)、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)、シカゴ現代美術館(シカゴ)、ロサンゼルス現代美術館(ロサンゼルス)、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)、ソフィア王妃芸術センター(マドリード)、サンフランシスコ近代美術館(サンフランシスコ)、テート美術館(ロンドン)、TBA21(ウィーン)など、世界各国の主要な美術館に数多く収蔵されている。

Ernesto Neto/エルネスト・ネト

Photo: Pepe Schettino

2024.9.2811.24
あと10

鑑賞券購入