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アシム・ワキフ

Asim Waqif/アシム・ワキフ

Asim Waqif, Improvise, 2022
Site specific installation for the Kochi Muziris Biennale
Bamboo, woven pandanus leaves, and ropes
Photo: Kochi Muziris Biennale

1978年、ハイデラバード(インド)生まれ。デリー在住。
デリーの都市計画建築学校で学び、映画やテレビ番組のアートディレクターとして働いた後、独立系の映像作品やドキュメンタリーの制作に従事。現在はアーティストとして自らの作品制作活動に取り組んでいる。
近年は建築、アート、デザインにまたがる領域横断的なプロジェクトを展開しているが、その背景には現代の都市設計や公共空間の占有/介入/利用にまつわる政策への強い意識がある。プロジェクトの一部は、社会の下層に追いやられた人々の隠れた活動空間として機能する廃墟を舞台としている。
ワキフの作品には、生態学や人類学に対する関心もしばしば織り込まれている。特に水、廃棄物、そして建築に関わる地域固有の生態系管理システムについて、ワキフは広範な研究を行ってきた。その作品の多くは、制作に手作業を伴い、多大な労力を要するように意図的に仕向けられている一方で、完成した作品そのものは一過性で、やがて崩壊することを前提としているものさえもある。彫刻からサイトスペシフィックなインスタレーション、映像、写真まで幅広く制作し、最近では伝統的な手法と新たなテクノロジーを融合させた、大規模でインタラクティブなインスタレーションも手掛けている。

Asim Waqif/アシム・ワキフ

Photo: Richa Sahai

2024.9.2811.24
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