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タレク・アトゥイ

Tarek Atoui/タレク・アトゥイ

レク・アトゥイ《The Wind Harvester》2023、タイ・ビエンナーレ
© Wanchai Phutthawarin

1980年、ベイルート(レバノン)生まれ。現在はパリ在住。アーティスト、電子音響音楽の作曲家。
ダイナミックなインスタレーションや、実験的な音響環境、共創的なパフォーマンスなどを通じて、音という媒体や、音が人間の認知を実体化するあり方について探究している。アトゥイは、様々な国の作曲家や工芸作家との共同作業を通じて、強い彫刻的オーラを放つ複雑な楽器を発明する。幅広い素材と知識を融合させることで、ブロンズや水、ガラス、石などといった素材の音響的特性や、音の伝達や反射のユニークな特質について実験を繰り返している。カスタムメイドの電子機器やコンピューターを用いて、アトゥイは現代の社会・政治的状況に言及するとともに、表現やアイデンティテイの力強い要素として音楽やテクノロジーを提示する。様々な地域のコミュニティとコラボレーションし、自らが生み出した多感覚的環境への鑑賞者の参加・体験をも促すアトゥイの制作活動において、教育や人間関係は欠かすことのできない重要な要素となっている。
アトゥイは、S.M.A.K.ゲント市立現代美術館(ゲント、2024年)、アートソンジェセンター(ソウル、2023年)、リヨン現代美術館(ヴィルールバンヌ、2023年)、シドニー現代美術館(シドニー、2023年)、ザ・コンテンポラリー・オースティン(テキサス州オースティン、2022年)、FLAGアート財団(ニューヨーク、2022年)、フリデリツィアヌム美術館(カッセル、2020年)、セラルヴェス財団(ポルト、2018年、2022年)、ジャン大公近代美術館(MUDAM、ルクセンブルク、2022年)、南洋理工大学シンガポール現代アートセンター(シンガポール、2018年)、クンステンフェスティバルデザール(ブリュッセル、2017年)、ベルゲン・アセンブリ(2016年)、バークレー美術館&パシフィック・フィルム・アーカイブ(2015年)、フォンダシオン・ルイ・ヴィトン(パリ、2014年、2015年)など、数多くの主要な美術館や展示施設にて展示を行っている。
主なパブリック・コレクション先には、テート・モダン、グッゲンハイム・コレクション、モナコ美術館、シャルジャ・コレクション、ピノー・コレクション、フランス国家コレクション、カディストなどがある。

Tarek Atoui/タレク・アトゥイ

Waters' Witness_04-dec-2022_Performance at MUDAM (Luxembourg) w: Yann Leguay © Eike Walkenhorst18

2024.9.2811.24
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