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マイケル・リン
マイケル・リン《スタンダードカラー 2024》2024
森の芸術祭 岡山
撮影:浅野 豪 写真提供:JR西日本
台北とブリュッセルを拠点に活動。絵画を瞑想的な空間ではなく、私たちが実際に住うことのできるような境界を持つ物理的な空間として捉えている。彼は、公共空間を再構築するようなモニュメンタルな絵画のインスタレーションを発表している。
既存のテキスタイルを参照したデザインやパターンを用いた彼の作品は、これまで2017年ビクトリア国立美術館、2019年台北市立美術館、トロント現代美術館、2020年メキシコシティ・ジュメックス美術館、2022年ニューヨーク・メトロポリタン美術館など、世界中の様々な美術館で展示されてきた。
また、2022年に、ニューヨークのヘイワード・ギャラリーで、2023年にはロンドンの同ギャラリーでのコミッションワークを発表している。
彼の型破りなインスタレーションは、公立美術館などの制度的な建築/空間を変革し、来館者にそれらの空間に対する通常の認識を再考するよう促す。そして、その空間に交流や出会い、創造のための場としての可能性をもたらす。